
台北101の近くにあるショッピング施設・ATT4FUNの5階にある麺家三士(めんやさんじ)へ行ってきました。
この店は鹿児島を中心に九州や関東にチェーン展開している「鹿児島ラーメン我流風(がるふ)」系統の店で、この信義ATT店は2011年10月23日にオープン。
台湾では今回訪れた信義ATT店の他、南京MOMO店と忠孝店の計3店舗あり、日本には横浜ベイウォーターに1店舗、海外にはグアム、そして2012年12月にはシンガポールにも出店しているとのこと。
店内は窓が大きく明るく、とてもお洒落な雰囲気です。
時間的にちょうどお昼と重なったこともあるけど、満席で行列ができていました。
私は一人で来たので、待たされずに空いていた中央の四方テーブルカウンター席に座れましたが、テーブル席は15分以上の待ちになっています。
店員さんが手際よく待ち客をさばいて案内しているし、その対応もGOOD。
接客は完全に日本式で「いらっしゃいませ〜」です。
店に入って店内を見回すと、やっぱり日本のラーメン店の客層とは違うなと感じます。
日本のラーメン屋だと、この時間帯はサラリーマン1人客、男性複数人客、若い男女のカップルが1組いて…って感じで客層って結構限られていると思うのです、しかしこちらの客層は本当に多種多様です。
サラリーマン・OLの複数客、若い女性一人客、男性一人客、中年女性2人客、若いカップル客に中年夫婦客、60歳超えた初老の男性一人客とか。やはりこの店でも若い女性同士で来る客が多かった。これが台湾の特徴かな。日本ではランチに女性同士や女性一人でラーメン食べに来るって少ないですもんね。

このメニューに書かれていた日本語文によりますと、店名になっている「三士」とは、明治維新の三傑で、新しい時代を切り開いた幕末の志士、土佐の坂本龍馬、長州の木戸孝允、そして薩摩の西郷隆盛の3人のことだそうです。しかし中国語で書かれた文では、これが「西鄉隆盛」「木戶孝允」「大久保利通」の3人となっていて坂本龍馬の名は無いのだが、どういうことでしょうか??。

店の壁に描かれているこの墨彩画は、イラストレーターで墨絵アーティストの茂本ヒデキチの作だそうです。
私が座った場所から撮影したので、左半分しか写ってません。
いちばん左は坂本龍馬、右は西郷さんですね。
写ってない右半分には、木戸孝允と大久保利通が描かれています。

全体的には、こういう絵なんです。なかなか…。

店先には、きれいにサンプルも飾られています。
メニューは…
「鹿児島らーめん(鹿兒島三士拉麵)」160元
「黄金らーめん(黃金三士拉麵)」180元
「龍馬らーめん(龍馬三士拉麵)」190元
「黒ごまらーめん(K潮三士拉麵)」200元
「魚介ネギらーめん(櫻花魚介三士拉麵)」210元
「辛味らーめん(熱血三士拉麵)」220元
「華麗らーめん(華麗三士拉麵)」270元
「つけ麺・金(魚介豚骨沾麵)」240元
「つけ麺・赤(地獄激辣沾麵)」280元
…といった具合。

基本の「鹿児島らーめん(鹿兒島三士拉麵)」にしました。
大ぶりのチャーシューが1枚と、ネギ、モヤシ、煮玉子、メンマ、キクラゲなどがトッピング。

麺は中太のストレート麺。
台湾のこうしたラーメン店の麺はブヨブヨにヤワ麺が多いけど、弾力があり、私でもちょうど良いくらいの良い麺です。
スープはコッテリ感は薄くあっさり気味だけど、口当たりまろやかで飲みやすく、台湾の人たちの受けも良さそう。
サービス料を含めても値段は176元なので、基本の鹿児島らーめん単品でも500円程度です。安い!
この麺家三士で日本のラーメン店台湾進出の成功例を見た気がしました。
ただ、出店に相当お金がかかってそうですが…。
お店のデータ
【店名】麺家 三士(めんやさんじ)
【所在】台北市信義區松壽路12號(ATT4fun 5F) Yahoo地図
【電話】02-7737-5188
【営業】11:00〜21:00
【定休】無休
【座席】58席(カウンターテーブル12席、テーブル46席)
【喫煙】禁煙
【車いす】テーブル席で対応
【最寄り駅】MRT板南線市政府駅3番出口から南(台北101)方向に徒歩12分(約800m)。
【最寄りバス停】「市政府」または「世貿二館」バス停下車
【その他】別途サービス料10%必要